慰謝料の算出方法

慰謝料には算出方法があります。なんとなく、自分がほしいだけの金額を提示し、受理してもらうものではありません。こういった場合には、相場としてこれだけの慰謝料を支払う事になりますという、法律で定められた算出方法があります。

実際に心の傷が見えているわけでもなく、過失した事実を見ているわけでもないので、その算出方法が正しいわけでもありません。算出されたからと言って、必ずしも支払う事になるというわけではありませんが、多くの場合、この算出方法にて支払うように提示されていきます。

一般的な算出方法の要素は、被害者の苦痛の程度や、被害者の年齢や財産状況、被害者側の過失、受けた利得、加害者の故意、過失などが含まれています。不貞行為にしても故意なものがあれば賠償金額、慰謝料はあがりますし、違法行為をした場合でも、わかっていてやってしまった事では罪は重くなります。

そういった実際の状況プラス、被害者の苦痛や怪我などの状態も含めて考えられ、それにて算出されていきます。人によって傷つく状況は変わりますし、生活環境なども大いに関係していきますが、主と考えられる要素は、こういった被害者側の情報と加害者の故意な部分や財産的な要素も含めて算出されていきます。

慰謝料という償う行為

慰謝料とは、損害を賠償する責任を負う行為です。例えば、ツボを壊してしまった場合、目の前にある物質を壊したことでそれ相応の金額を支払う事で賠償することになりますが、例えば、人が傷ついている事、精神的苦痛などの損害の場合には、どんな金銭の支払いをしても賠償することは難しい問題です。しかし何も詫びも入れず、賠償をしないという事は人を傷つけて損害しておきながら、人としての行為ではないという事は、明らかな事です。

そういった賠償行為の中に「慰謝料」というものがあります。慰謝料はいろいろな問題の時に支払われる賠償行為です。よく聞く話では離婚の慰謝料を支払うという事です。どんな形であれ、相手を傷つけた事に対して慰謝料が発生することがあります。相手の不貞行為だったり、金銭トラブルだったり、色々な問題がありますが、相手に対しての賠償行為の一つです。

他にも名誉棄損の行為での慰謝料や、セクハラの慰謝料、さらには暴力行為、傷害などの慰謝料など様々な慰謝料があります。その慰謝料は法的に算出されて、目に見えるものから目に見えないものまでしっかりと支払うように提示されます。

本来であれば、お詫びをするなどし、相手に許しを得る行為をすることで相手の心の傷に触れる事ができるのかもしれませんが、お詫びの形を金銭という、一番わかりやすい形で返していくことが、相手への誠意であり、そして償いである事は、法律というものだけでなく、本来人間の倫理として、成り立つものだという事は、わからない事はないものです。